土踏まずがなく足が疲れやすい…それは扁平足かもしれません 「長時間歩くと足が疲れる」 「足裏や足首が痛い」 「立ち仕事がつらい」 「外反母趾もある」 「靴の内側だけがすり減る」 このような症状がある場合、扁平足(へんぺいそく)の可能性があります。 扁平足とは、本来あるはずの足のアーチ(土踏まず)が低下し、足の裏が平らになった状態です。 足のアーチは歩行時の衝撃を吸収する重要な役割を担っていますが、扁平足になるとその機能が低下し、足だけでなく膝や股関節、腰にも負担がかかることがあります。 扁平足とは? 足の裏には、 内側縦アーチ 外側縦アーチ 横アーチ という3つのアーチ構造があります。 この中でも一般的に「土踏まず」と呼ばれるのが内側縦アーチです。 扁平足ではこのアーチが低下し、立ったときに足裏全体が地面に接する状態になります。アーチが失われることで衝撃吸収能力が低下し、足部の安定性も失われます。 扁平足の症状 足が疲れやすい 最も多い症状です。 歩行や立ち仕事の後に足のだるさや疲労感を感じやすくなります。 足裏の痛み アーチ機能が低下することで足底への負担が増加し、足裏に痛みが出ることがあります。 足首の内側の痛み 特に成人期扁平足では、後脛骨筋腱に負担がかかり、 内くるぶし周囲 足首の内側 に痛みや腫れが現れることがあります。 長時間歩けない 歩行距離が長くなると、 足が重い 痛くなる 休みたくなる といった症状が現れることがあります。 外反母趾を伴う 扁平足によって足のバランスが崩れ、外反母趾を合併することがあります。 膝や腰の痛み 足のアライメント異常が全身へ影響し、 膝痛 股関節痛 腰痛 につながることがあります。 扁平足の種類 先天性扁平足 生まれつきアーチ形成が十分でないタイプです。 軽度の場合は症状がないこともあります。 成人期扁平足 大人になってから発症するタイプです。 後脛骨筋腱の機能低下や断裂によって発症することが多く、中高年女性に多くみられます。 扁平足の原因 後脛骨筋腱の障害 成人期扁平足の代表的な原因です。 足のアーチを支える後脛骨筋腱が変性・断裂することでアーチが崩れます。 加齢 年齢とともに筋肉や靭帯が弱くなり、足のアーチが維持できなくなります。 肥満 体重増加によって足部への負担が増加し、アーチが低下しやすくなります。 長時間の立ち仕事 足への負担が蓄積し、アーチ構造にストレスがかかります。 スポーツによる負荷 ランニングやジャンプ動作の繰り返しによって発症することがあります。 糖尿病や関節リウマチ これらの疾患も成人期扁平足のリスク因子として知られています。 扁平足になりやすい人 中高年女性 肥満傾向の方 長時間立ち仕事をする方 ランナー 外反母趾がある方 糖尿病の方 関節リウマチの方 に多くみられます。 扁平足を放置するとどうなる? 初期は疲れやすさだけの場合もあります。 しかし進行すると、 慢性的な足の痛み 後脛骨筋腱障害 外反母趾 足関節変形 膝痛や腰痛 につながる可能性があります。 特に成人期扁平足は徐々に変形が進行することがあるため注意が必要です。 扁平足の検査 問診・診察 足の形状や歩行状態を確認します。 レントゲン検査 足部の変形やアーチの低下を評価します。 超音波検査(エコー) 後脛骨筋腱の炎症や損傷を確認できます。 MRI検査 腱や靭帯の状態を詳しく評価する場合に行われます。 扁平足の治療 インソール療法 代表的な保存療法です。 アーチサポート機能のあるインソールによって足部を安定させます。 靴の見直し かかとがしっかりした靴を選ぶことで足への負担を軽減できます。 リハビリテーション 足のアーチを支える筋肉を鍛えます。 代表的な運動として、 タオルギャザー ショートフットトレーニング かかと上げ運動 などがあります。 ストレッチ アキレス腱やふくらはぎの柔軟性改善を行います。 手術 重度の変形や保存療法で改善しない場合には、 骨切り術 腱移行術 関節固定術 などが検討されます。 長引く足の痛みとモヤモヤ血管の関係 扁平足では、足のアーチが崩れることで後脛骨筋腱や足底の組織に過剰な負担がかかります。その結果、腱や靭帯、足底組織に慢性的な炎症が生じることがあります。 近年、この慢性炎症の背景に「モヤモヤ血管」と呼ばれる異常な毛細血管が関与していることがわかってきました。 本来、血管は組織修復のために作られます。 しかし炎症が長引くことで必要以上に血管が増殖し、その周囲には痛みを感じる神経も増えていきます。 その結果、 足裏の痛みが続く インソールを使っても痛い 歩くと痛みが出る 足首の内側が慢性的に痛い といった症状につながることがあります。 運動器カテーテル治療という新しい選択肢 近年、慢性的な足の痛みに対する治療として「運動器カテーテル治療」が注目されています。 運動器カテーテル治療は、痛みの原因となるモヤモヤ血管に対してカテーテルを用いて治療を行う方法です。手首や足の付け根などの血管から細いカテーテルを挿入し、足部や足関節周囲の異常血管へアプローチします。 身体への負担が少なく、 扁平足による痛みが長引いている インソールでも改善しない 歩くたびに痛い 手術は避けたい という方にとって、新たな治療選択肢となる可能性があります。 このような症状があればご相談ください 土踏まずがない 足が疲れやすい 足裏が痛い 足首の内側が痛い 長時間歩けない 扁平足と診断された インソールで改善しない 手術以外の治療法を探している 扁平足は単なる足の形の問題ではなく、足や膝、股関節、腰の痛みにつながることがある疾患です。 なごやEVTクリニックでは、扁平足に伴う慢性的な足の痛みに対する運動器カテーテル治療を行っています。 長引く足の痛みでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。 Q&A Q1. 扁平足とは何ですか? 扁平足とは、足のアーチが低下している状態で、足の裏全体が地面に接触することを指します。これにより、足にかかる負担が大きくなり、痛みや疲れを感じやすくなります。 Q2. どのような原因で発生しますか? 遺伝的な要因や、足の筋肉や靭帯の弱さ、過度の体重負荷などが原因で発生します。また、長時間立ち仕事をする人やスポーツ選手にも多く見られます。 Q3. 遺伝しますか? 遺伝的な要因が関与することがあります。家族に扁平足の人がいる場合、同様の足の形状を引き継ぐ可能性がありますが、環境要因も大きく影響します。 Q4. 年齢によって悪化しますか? 年齢とともに悪化することがあります。特に筋力が低下する高齢者や、長時間立つ仕事を続けている人は、足のアーチがさらに低下する可能性があります。 Q5. どのような靴を選ぶと良いですか? 扁平足の方には、足のアーチをサポートするクッション性の高い靴がおすすめです。また、インソールや専用の足底板を使うことで、足にかかる負担を軽減できます。 Q6. スポーツにどのように影響しますか? 扁平足の人は、走る際に足のアーチが十分にサポートされないため、足や膝、腰に負担がかかりやすく、ケガをしやすくなります。適切なサポートが重要です。 Q7. 扁平足の人はランニングやウォーキングを続けられますか? 適切なサポートや専用の靴を使用すれば、扁平足の人でもランニングやウォーキングを続けることができます。インソールの使用やストレッチが負担軽減に役立ちます。 Q8. どのようなエクササイズで改善できますか? 底筋を鍛えるエクササイズや、足のアーチを支える筋肉を強化する運動が効果的です。特に足の指を使ったトレーニングが役立ちます。 Q9. 悪化するとどのようなリスクがありますか? 足や膝、腰に負担がかかり、変形性関節症やアキレス腱炎、足底筋膜炎などのリスクが高まります。早期にケアを行うことが重要です。 Q10. 手術で治すことができますか? 軽度の扁平足は手術を必要としませんが、重度の場合や保存的な治療が効果を示さない場合には、手術が検討されることがあります。手術によってアーチを修正することが可能です。 モヤモヤ血管 顔・首 肩・腕・肘・手 胸 腰臀部股関節 膝 足 その他