つま先立ちで足首の後ろが痛い…それは三角骨障害かもしれません 「つま先立ちをすると足首の後ろが痛い」 「ジャンプやダッシュで痛みが出る」 「サッカーのキックで足首が痛む」 「バレエでポワントをすると痛い」 「足首の後ろが詰まる感じがする」 このような症状がある場合、三角骨障害(さんかくこつしょうがい)の可能性があります。 三角骨障害とは、足首の後方に存在する「三角骨」と呼ばれる副骨が原因となって炎症や痛みを生じる疾患です。 サッカー選手やバレエダンサーに多くみられ、足首を強く伸ばす動作を繰り返すことで発症します。 三角骨とは? 三角骨とは、距骨(きょこつ)という足首の骨の後方に存在する小さな副骨です。 副骨とは本来の骨とは別に存在する余分な骨のことで、三角骨自体は珍しいものではありません。 実際には多くの方が三角骨を持っていますが、ほとんどの場合は症状を起こしません。しかし、 スポーツによる負荷 足首の捻挫 足関節の繰り返し動作 などによって三角骨周囲に炎症が生じると痛みが現れます。 これを三角骨障害(有痛性三角骨)と呼びます。 三角骨障害の症状 足首の後ろの痛み 最も多い症状です。 アキレス腱の少し前あたりに痛みが現れます。 つま先立ちで痛い 足首を強く伸ばすと三角骨が挟み込まれるため痛みが強くなります。 ジャンプで痛い ジャンプ動作や着地動作で症状が悪化します。 ボールを蹴ると痛い サッカー選手ではインステップキックやシュート時に痛みが出ることがあります。 バレエで痛い ポワントやルルベなど足首を最大限伸ばす動作で症状が出やすくなります。 足首が詰まる感じ 「何かが挟まっている感じ」 「足首が最後まで伸びない」 と表現されることがあります。 腫れや圧痛 炎症が強い場合には、 腫れ 熱感 押したときの痛み を伴うことがあります。 三角骨障害の原因 足首の繰り返し動作 最も多い原因です。 足首を強く伸ばす動作が繰り返されることで三角骨周囲に炎症が起こります。 サッカー キック動作による負担が蓄積しやすいスポーツです。 バレエ ポワント動作では足関節が極端な底屈位となるため発症しやすくなります。 ダンス 新体操やチアリーディングなどでも発症することがあります。 足関節捻挫 捻挫をきっかけに症状が出現する場合があります。 繰り返される微小外傷 明らかな外傷がなくても、小さな負担の蓄積によって発症することがあります。 三角骨障害になりやすい人 サッカー選手 バレエダンサー 新体操選手 チアリーダー ダンサー 陸上選手 足首の捻挫歴がある方 に多くみられます。 三角骨障害を放置するとどうなる? 初期は運動時だけの痛みで済むことがあります。 しかし無理に競技を続けることで、 慢性的な足首痛 パフォーマンス低下 可動域制限 スポーツ継続困難 再発の繰り返し につながる可能性があります。 特に競技レベルが高い選手では長期離脱の原因になることもあります。 三角骨障害の検査 問診・診察 痛みの部位やスポーツ歴を確認します。 足首を底屈させた際の痛みの再現は診断の重要な手がかりになります。 レントゲン検査 三角骨の有無や大きさを確認します。 MRI検査 三角骨周囲の炎症や骨髄浮腫、軟部組織の損傷を評価します。 CT検査 骨の形態を詳しく確認する場合に行います。 超音波検査(エコー) 炎症や異常血流の有無を確認できる場合があります。 三角骨障害の治療 安静・運動制限 まずは原因となる競技動作を制限します。 薬物療法 消炎鎮痛薬 湿布 外用薬 などを使用します。 リハビリテーション 治療の中心となります。 足関節ストレッチ 可動域改善 足部機能改善 フォーム修正 などを行います。 インソール療法 足部のアライメントを整え、負担軽減を図ります。 注射治療 炎症が強い場合に行われることがあります。 手術 保存療法で改善しない場合には、三角骨摘出術が検討されます。 近年は関節鏡を用いた低侵襲手術も行われています。 長引く足首の痛みとモヤモヤ血管の関係 三角骨障害では、三角骨周囲や足関節後方組織に慢性的な炎症が続いていることがあります。 近年、この慢性炎症の背景に「モヤモヤ血管」と呼ばれる異常な毛細血管が関与していることがわかってきました。 本来、血管は組織修復のために作られます。 しかし炎症や微細な損傷が繰り返されることで必要以上に血管が増殖し、その周囲には痛みを感じる神経も増えていきます。 その結果、 数か月以上痛みが続く リハビリでも改善しない 運動を再開すると再発する スポーツ復帰できない といった慢性的な症状につながることがあります。 運動器カテーテル治療という新しい選択肢 近年、慢性的な三角骨障害による痛みに対する治療として「運動器カテーテル治療」が注目されています。 運動器カテーテル治療は、痛みの原因となるモヤモヤ血管に対してカテーテルを用いて治療を行う方法です。手首や足の付け根などの血管から細いカテーテルを挿入し、三角骨周囲の異常血管へアプローチします。 身体への負担が少なく、 三角骨障害が長引いている スポーツ復帰できない 保存療法で改善しない 注射を繰り返している 手術は避けたい という方にとって、新たな治療選択肢となる可能性があります。 このような症状があればご相談ください 足首の後ろが痛い つま先立ちで痛い ジャンプで痛い サッカーのキックで痛い バレエで痛い 足首が詰まる感じがする 三角骨障害と診断された リハビリで改善しない 手術以外の治療法を探している 三角骨障害は、サッカー選手やバレエダンサーに多くみられる足関節疾患です。 なごやEVTクリニックでは、三角骨障害による慢性的な足首の痛みに対する運動器カテーテル治療を行っています。 長引く足首の痛みでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。 Q&A Q1. 三角骨障害とは何ですか? 三角骨障害は、足首の後方にある三角骨という小さな骨が、周囲の組織や腱に圧力をかけ、痛みや不快感を引き起こす状態です。特にバレエやサッカーなどのスポーツ選手に多く見られます。 Q2. 発症原因は何ですか? 足首を頻繁に伸ばす動作が原因で発生します。三角骨が正常に成長せず、過度な負担がかかることで、炎症や痛みが引き起こされます。 Q3. どのような年齢層に多いですか? スポーツを行う若年層に多く見られます。特にバレリーナやサッカー選手など、足首を頻繁に使用するスポーツ選手に発症リスクが高いです。 Q4. 遺伝する可能性がありますか? 三角骨障害そのものは遺伝しませんが、足の骨や関節の形状が遺伝することはあります。遺伝的要因が影響する場合もありますが、スポーツなどの外的要因が主な発症原因です。 Q5. どのような靴を選ぶと良いですか? 症状を和らげるためには、足首をサポートするクッション性の高い靴を選ぶことが推奨されます。さらに、専用のインソールを使用することで、足首への負担を軽減できます。 Q6. 悪化するとどのような影響がありますか? 足首の可動域が制限され、スポーツや日常の動作に支障をきたすことがあります。重度の場合、手術が必要となることもあります。 Q7. 治療に手術が必要な場合はどのような手術が行われますか? 通常、三角骨を除去する方法が取られます。手術は一般的に短期間で行われ、リハビリを経て通常の生活に戻ることができます。 Q8. 三角骨障害はスポーツ選手にどのように影響しますか? スポーツ選手にとって、三角骨障害は足首の可動域を制限し、痛みがパフォーマンスに影響を与える可能性があります。適切な治療とリハビリが必要です。 Q9. 自然に治癒しますか? 軽度の三角骨障害は、休養や物理療法によって自然に治癒することがありますが、症状が長引く場合や痛みが強い場合は、医師の診断が必要です。 Q10.予防するためにはどのような運動が有効ですか? 足首の柔軟性と筋力を強化するエクササイズが有効です。特に足首のストレッチや、負担を軽減するバランストレーニングが推奨されます。 三角骨障害の実例紹介 モヤモヤ血管 顔・首 肩・腕・肘・手 胸 腰臀部股関節 膝 足 その他