足:アキレス腱炎、足底筋膜炎、踵骨棘など

【20代:男性】長年のサッカーがきっかけで痛めたアキレス腱炎

鴨井先生による動画解説

受診までの経過

長年のサッカーがきっかけで、1年以上前からアキレス腱が痛くなりました。少し練習をするとすぐに痛くなるため、半年間は練習も止めていました。鍼・灸、体外衝撃波などいろいろな治療を受けるも良くならず、当院を受診されました。

エコー

アキレス腱周囲に明らかな異常血流は認められませんでしたが、右足に比べて左足のアキレス腱はひどく腫れていました。

case1-1

また、炎症の結果全体的にアキレス腱が黒く描出されていました(エコー輝度が低い)。炎症を起こしている腱はエコーでは黒く見えることがあります。

極期は過ぎている印象でしたが、典型的なアキレス腱炎であり1年4か月続いていることからカテーテル治療を受けていただきました。

治療の所見

押して痛みがあった部位および中枢測にモヤモヤ血管がみられました。治療後消失しました。

治療前画像:損傷を受ける、あるいは繰り返しのストレスにより発生した異常な新生血管
治療後画像:カテーテルを用いて塞栓物質を血管内に投与し新生血管を塞いだ状態
治療費用:税込324,500円
主なリスク・副作用等:針を刺した場所が出血により腫れや痛みを生じたり、感染したりすることがあります(穿刺部合併症)。造影剤によるアレルギー(皮膚のかゆみ・赤み・息苦しくなるなどの症状)が出ることがあります。

治療後の経過

非常に回復が早く、3日ほどで9割方よくなりました。起床時や、日常生活にもまったく支障がなくなったそうです。1ヶ月の時点で痛みは完全に無くなり、エコーでもアキレス腱の腫れがひいてきていました。

その後も再発なく経過しています。体外衝撃波治療後の方は、しばしば治療に難渋することがあります。体外衝撃波により痛みの部位が修飾されるためか、体外衝撃波でも良くならないほど悪い状態ということなのか、カテーテル治療を受けていいただいても少し時間がかかることがありますが、幸いこの方の場合は非常に早い時期に快復されました。

アキレス腱炎の詳しい病状説明はこちら

 
 

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