足:アキレス腱炎、足底筋膜炎、踵骨棘など

【50代:男性】足首の外側(外くるぶし)が痛い、腓骨筋腱炎に対するモヤモヤ血管治療(腓骨筋腱炎、腱付着部症)

鴨井院長による動画解説

受診までの経過

2ヶ月前から左足首に違和感がありましたが、少し痛みも感じてはいたものの放置していました。徐々に悪化し、自転車に乗るとしばらくして痛むのと、ウォーキングマシンでも負荷を上げると10分程度で痛み、ついには日常生活でも支障をきたすようになりました。整形外科でレントゲンを撮りましたが、特に異常は指摘されず保存的治療方針でサポーターを処方されました。良くなっていかないため、当院を受診されました。

診察時の所見

レントゲンでは、脛骨遠位の骨棘など軽度の変形性変化を認めました。左足首の外踝近傍に限局性の圧痛を認めましたが、エコーでは同部位に一致して血流信号の増強を認めました。診断は、腓骨筋腱炎です。治療適応と判断し、モヤモヤ血管(病的新生血管)に対する運動器カテーテル治療(微細動脈塞栓術)を受けていただきました。

治療の所見

血管造影を行うと、画像上モヤモヤ血管はそれほど目立ちませんでしたが、通常どおり治療を行い終了しました。足関節(足首)においては、ある程度重症にならない限り、意外とモヤモヤ血管が目立たないことはよくありますが、治療には良く反応します。

治療後の経過

治療当日から痛みが消失しました。治療後2週間の再診時には圧痛も消失しており終診となりました。腓骨筋腱炎は腱付着部症の一種であり、モヤモヤ血管に対する微細動脈塞栓術の有効性が高い疾患の一つです。比較的早期から改善することが多いですが、まさにそうした経過でした。病態の本質は酷使(オーバーユース)による損傷ですから、今後は再発予防(適正体重の維持、靴・インソールの適正化による負担軽減、歩行・走行フォームの矯正など)に努めていただきたいと思います。

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