肩こり 肩こりは、現代社会において非常に一般的な症状のひとつです。肩こりの原因は、多岐にわたりますが、主に以下のようなものが挙げられます。 姿勢の悪さ: デスクワークやスマートフォンなど、長時間同じ姿勢を取ることが多い現代社会において、肩や首の筋肉に負荷がかかり、筋肉が硬直してしまうことがあります。 ストレス: ストレスを抱えていると、肩や首の筋肉が緊張し、筋肉が硬直してしまいます。 運動不足: 運動不足の場合、肩や首の筋肉が衰え、筋肉が硬直しやすくなります。 肩こりの症状には、以下のようなものが挙げられます。 肩や首の痛み:痛みの程度は、軽度から重度まで様々です。 頭痛: 肩こりが原因で頭痛が発生することがあります。頭痛の程度は、軽度から重度まで様々です。 疲れやだるさ: 肩こりが続くと、全身の疲れやだるさを感じることがあります。また、肩や首が重く感じることもあります。 無気力感: 肩こりが続くと、無気力感を感じることがあります。やる気が出ない、気力がないと感じることがあります。 ストレッチや運動、マッサージなどを取り入れることで、肩こりの改善につながることがあります。日常生活の中で、姿勢に気を付けたり、ストレスを溜め込まないようにしたりすることも大切です。 四十肩・五十肩 四十肩・五十肩とは、肩の関節周囲炎とも呼ばれ、主に40歳以上の人々に見られる痛みや運動制限を伴う疾患です。 原因:四十肩・五十肩の原因は、肩の関節部位にある軟骨や靭帯、筋肉などが劣化し、炎症を起こすことにより引き起こされます。年齢とともに、この部位の組織が弱くなるため、細胞の更新がうまくいかなくなります。加えて、過剰な肩の使いすぎや、スポーツや運動などの外傷が、肩の関節周囲炎のリスクを高めることがあります。 症状:四十肩・五十肩の主な症状は、肩の痛み、運動制限、炎症、関節のこわばりなどです。初期症状では、肩の運動制限が軽度で、痛みは夜間に強く現れることがあります。進行すると、日中でも肩が動かしにくくなり、痛みが強くなります。肩を動かすために、別の部位の筋肉を使うと、肩甲骨周囲の筋肉に疲労がたまり、症状が悪化することがあります。 石灰沈着性腱板炎 石灰沈着性腱板炎は、腱板にカルシウムが沈着して炎症を引き起こす疾患です。 石灰沈着性腱板炎の原因はまだ完全に解明されていませんが、様々な要因が考えられています。過剰な運動や肩関節への負荷、肩関節周囲の炎症や損傷などが原因として挙げられます。また、遺伝的な要因も関与していると考えられています。 石灰沈着性腱板炎の主な症状は、肩の痛みや可動域の制限です。肩の上げ下げや回転が困難になり、肩を動かすと強い痛みを感じることがあります。痛みは夜間や安静時にも悪化することがあり、重度の場合は日常生活に支障をきたすことがあります。また、腱板にカルシウムが沈着することで炎症が引き起こされるため、炎症による発熱や体のだるさなどの全身症状も現れることがあります。 上腕二頭筋長頭腱炎 上腕二頭筋長頭腱炎は、肩や腕の過剰な負荷により、上腕二頭筋長頭腱の炎症を引き起こす疾患です。主にスポーツや肉体労働に従事する人に多く見られます。 原因としては、上腕二頭筋長頭腱が繰り返しのストレスや急激な運動によって損傷を受け、炎症を引き起こすことが挙げられます。また、筋肉や腱の疲労、肩や肘の過剰使用、姿勢の悪さや筋力の不足、過度なストレスやストレスによる筋肉の緊張なども原因となることがあります。 症状としては、上腕二頭筋の痛みや腫れ、痛みが特に強い場合は肘を曲げたり伸ばしたりすることが困難になることがありため、痛みを和らげるために肘を曲げた状態で休息をとらなければならないこともあります。 インピンジメント症候群 インピンジメント症候群は、神経や血管などの組織が圧迫されることで起こる症候群です。主に肩や腕に症状が現れ、痛みやしびれなどが特徴的です。 この症候群の原因としては、肩関節の上部にある棘上筋腱板という組織が炎症を起こすことが挙げられます。また、棘上筋腱板周辺の筋肉の過剰な使用や、肩関節の動きの制限などが原因になることもあります。 インピンジメント症候群の症状としては、肩や腕の痛みやしびれ、肩関節の可動域の制限、腕の力の低下などが挙げられます。特に肩や腕を上げる動作が困難になることがあります。 変形性肩関節症 変形性肩関節症は、肩の関節軟骨の変性や破壊が起こる病気です。その原因は複数あり、年齢や性別、遺伝的要因、過剰な肩の使用、肩の怪我、肩関節の不安定性、骨粗鬆症などが挙げられます。これらの要因が一緒になって、肩関節の軟骨が徐々に摩耗していき、骨同士が直接接触することで痛みや運動制限が起こります。 変形性肩関節症の主な症状は、肩の痛みや腫れ、炎症、関節の強さや制限、肩関節の運動制限などです。痛みは肩や腕を動かしたり、重いものを持ち上げたりする際に激しくなることがあります。肩関節が急激に痛む「閉塞現象」も見られることがあります。 肩関節症状の程度は患者さんによって異なり、一部の人は軽度の症状しかない場合があります。しかし、重度の症状がある場合、日常生活に大きな影響を与えることがあります。そのため、早期の診断と治療が必要です。 関連記事一覧 【首】 【肩】 【肘】 【手】 【腰・骨盤】 【膝】 【足】 【その他】 【手術後の痛み】